ART
BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS “MOSAIC”
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの絶頂期をとらえたアルバム。というか、音楽的に一番充実していたころだとおもう。3管によるアレンジも、単にソロイストを増やしただけのマイルスの場合とは違い、センスあるアレンジでサウンドの広がりをみせている。
冒頭のタイトル曲から全開で一気に彼らの音の世界に引きずり込まれる。ほとんど白玉だけの曲(3管JMはけっこう白玉系が多いよね)なのになぜこうも盛り上がって聴くものを引き付けるのだろうか。おそらくブレイキーのドラムが一番大きい要因。リスナーだけでなく、一緒に演奏するメンバーもブレイキーに鼓舞されているのだろう。フレディ・ハバードもウェインも他ではけっこうクールなスタイルだけどJMでは弾けているし。ピアノがシダー・ウォルトンにかわったことも大きいよね。世代が一気に若返って超強力メンバーになった。この時期のジャズのトップを走っていたというのも充分納得だ。
とまあ、レビューしてみたんだけど、この文章、なんとなく新譜レビューのような語調になってしまったな。いまさら50年以上前の録音について語る口調ではないとも思うけど、ジャズのレビューは得てしてこんなものw
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