2015年10月29日木曜日

あれをきけ、これをきけ

以前にもいったように、やたらと「○○を聴け」というひとがいる。いや、語順が違うな。「○○を聴け」というひとが、やたらといる。

もうパターンが決まっている。おいらや友人の経験をまとめるとこうなる。

サックスに対して
「普段なに聴いてるの」
「スタン・ゲッツとか・・・」
「ああダメダメ、もっとコルトレーン聴かないと」
 ここで「コルトレーン聴いてます」というと、
「ああダメダメ、もっとロリンズ聴かないと」

ベースに対して
「チェンバース聴いてます」
「もっとレイ・ブラウン聴きなさい」
レイ・ブラウンというと
「もっとチェンバースを聴きなさい」

トランペットなんて
「マイルス聴いてます」
なんて言おうものなら
「ダメダメ、もっとモーガンを」とか「ディジーを」とか言い出す。
これまた、モーガンとか聴いているというと、「バラードがダメなんだよねえ。もっとマイルス聴いてみなさい」と言われる。

ギターは簡単、
「もっとウェスを聴きなさい」
ウェスを聴いているというと
「バーニー・ケッセル」というのはまだいい、ひどいのになると
「もっとチャーリー・クリスチャン聴いたほうがいいね」とくるw
あと、フュージョン系のギタリストの名前をあげると
「そんなの聴いてるからダメなんだ」と言われる。ほう、あんたはパットやマクラフリンをダメだというのだね。 

こういってはなんだが、こういう「○○聴きなさい」は、さほどうまくないけど年季だけはあるひと、またはミュージシャンではないひとに多い。


ボーカルに対して
「もっとインスト聴きなさい」
これは賛同するな。
いや、しかしそもそも会話が成り立たない。
「普段なに聴いているの」
「普段はポップスです。ジャズは、オムニバス1枚持っているだけで・・・」

こういうパターンのほうがあり得るw



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