日本のジャズファンは行方均氏に感謝するところが大きいとおもう。彼がいなければブルーノートの音源は今よりもっと入手困難だっただろう。もしも氏が東芝EMIにいなかったらと考えるとぞっとする。
たしか96年くらいだったとおもうけど、行方氏がBN4000番台(4100、4200も含む)をすべてCDで出すと宣言した。毎月10タイトルだ。当時のおいらは狂喜したね。BNは有名とはいえCDになっているのは1500番台と4000番台の超有名どころ(それでも50枚くらいあったかな)だけ。発売予定の写真つきリストをみたがほとんど知らないアルバムばかりだ。当時はホレス・シルヴァーの大ファンだったくせにホレス・スコープなんてアルバム知らなかったもんな。ニカズ・ドリームはジャズ・メッセンジャーズのバージョンしかないとおもっていた。
実際に発売されると予測通り毎月10枚全部買っていくジャズファンが続出。おいらはそこまでしなかったけどね。でもそんな熱狂的なファンはごく一部。というかジャズ自体がそもそもそんなに売れないからね。
1年くらいたったころに毎月5タイトルずつに変更された(と、記憶している。まちがっていたらごめんね~)。そしてだんだん下火になっていき、結局最後までは発売されなかったのだ。期待していた4200番台までいかず、残念だった。が、行方氏の意気込みはすばらしいとおもう。
その後4000番台の後半については、ものによってはDJ御用達アイテム(書いていて意味不明だ)ということで再発されたりしていた。
話はもどって4000番台発売の頃、販促グッズでアルバムのジャケットのポストカード5枚組を配っていた。そのポストカードにも採用されたこのアルバム↓
THE
THREE SOUNDS “BOTTOMS UP!”
おいらが初めて聴いたスリー・サウンズがこれ。よいアルバムです。全員20代半ばとは思えない。しかしながらこの1枚を聴いただけで「スリー・サウンズはみんな同じサウンド」という意味もなんとなくわかったような・・・。
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