JACKIE
McLEAN “LET FREEDOM RING”
マクリーンがフリーに寄ってきた最初期の作品。正直いって初めて聴いたとき予想以上のフリー度だったので驚いた。おいらの予想以上ってことね。ベースとピアノは調性をつくっているしマクリーンもフリーっぽいことをしているが大きく調性から外れることはない。本当のフリーと比べると全然フリーではないけど、マクリーンの新しいことに挑戦する気迫をものすごく感じたのだ。勝手な思い込みだろうけど。
フリーってことでビリー・ヒギンズが呼ばれたのだろうけど、曲によって少しダサい。ベースのハービー・ルイスはよく知らないプレイヤーだがいかにもベースという感じでよいサウンドだ。ピアノのウォルター・デイヴィス・Jr.はドナルド・バードのパリ公演ではロボットのように同じフレーズしか弾いてないどうしようもないプレイヤーであったが(寺島靖国氏は絶賛していたと思うが)、ここではマクリーンの気迫に圧されてるかのような勢いのある演奏。マクリーンの表現したいことをちゃんと判断して適確な演奏をしているように感じる。このアルバムのカラーをつくるのに一役かってるとおもいます。おいおい、マクリーンの盟友バードのバックでもこういう演奏をしてやってくれよ、と思った。
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