2015年3月12日木曜日

McCoy Tyner SUPER TRIOS



マッコイ・タイナーによる2つのトリオを収録している。もともと2枚だったのもののカップリングなのかな?おいらはCDで買って全曲入っていたけど、アマゾンみたら1と2に分けて売られていた。前半はロン&トニー、後半はゴメス&ディジョネットです。全編弾きまくっているマッコイには正直いっておなか一杯すぎて、一度聴いたら相当のあいだ聴かなくてもいいと思ってしまう。

ここでのロンは全盛期だけあってたしかによい。1曲目「WAVE」ではいつものグイーンをあがったり下がったりするんだけどそれが曲のタイトル通り波のうねりを感じさせて違和感がない。って、ほめすぎか。バックのときはたしかにいいんだけどソロがねえ・・・。2曲目はマッコイのBN時代の曲「BLUES ON THE CORNER」なんだけど、トニーと一緒にガンガン煽ってマッコイの饒舌ピアノと相乗効果をあげていたロンがソロを振られた瞬間急に音が小さくなるwトニーとマッコイが休んでいるので別の意味でベース「ソロ」なのだが、急に丸裸にされたのに気付いたかのような演奏で途中からいつものハッタリにはしる。うーん、予想どおりというか。そのあとの曲でもソロを振られるとソロなんだかラインなんだかわからんようなごまかし気味の演奏で終始、バックのときのイケイケ感とのギャップが激しい。いや、やはり期待どおりというべきか。え、「期待してない」?

後半のゴメス=ディジョネットのほうは期待していたのに不完全燃焼。77年の演奏なのにゴメスが60年代のときのような速いだけでちっともよくないという状態。「70年代のゴメスに駄演なし」というおいらの定説がくつがえってしまった。




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