2015年3月14日土曜日

昔のジャズのほうがよいと感じる理由



たぶん多くの人が今より昔のジャズのほうが良いと思っているはずだ。
演奏内容はとりあえず置いておいて、理由の一つと思うことをいってみたい。
それは録音だ。昔より今のほうがクリアで雑音がなく音がよくなっているのはたしかだけど、それが逆に演奏を空々しいものにしているとおもう。いまは機材もよくなったしエンジニアの技術があがっているので彼らが理想とする音づくりができているのだろう。しかしそれはあくまでも作り手の好みであり実際の音ではないとおもう。ピアノ、ベース、ドラム、管楽器など、本物はCDで出てくる音とは全然ちがう。むしろ昔の録音のほうが実際の音に近いと思う。
一番ひどいのがベースとドラムで、生音で比べても70年代のロン・カーターのほうがまだ実際の音に近いとおもう。ギターはアンプを通すのであまり変化はない。

正直いって、いまの機材ならマイク1本で一発録音でも十分だとおもう。録音というのは音だけをとるのではなく気迫とか雰囲気とか、耳ではきこえないけど感じるものも一緒に取っていると思うんだけど、今のやり方はそういったものがすべて排除されてただただキレイなものだけを抽出しているように感じるんだよね。以上、まったくの素人の意見でした。





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