2015年3月4日水曜日

映画「キャバレー」



日本映画でジャズ関連というとこの作品が筆頭・・・というわけではないけど、実際よく知られている映画だよね。
これは80年代の映画なんだけど、はっきりいって今見ると笑ってしまう。昔(ジャズ知らない頃)はかっこいいと思ったんだけどなあ。なんというか、映画の世界の人物全員がジャズを勘違いしている。ついでにいうと制作側も勘違いしている。今の感覚でのジャズとのギャップに苦笑するのだ。ジャズ的にもそれ以外でもつっこみどころが多いけど、まあ80年代だから仕方ない。おいらも文句をいうわけではない。原作はけっこういい雰囲気で読めるのだろうけど映像化したのが間違いかも。マンガやアニメを実写にするのと同じで逆にリアリティがなくなり違和感がでてくるのだ。

それと、仕事帰りの深夜、真っ暗な港で練習してるんだけど"NOW'S THE TIME"のリフを何度も繰り返す。そりゃねえだろ~アドリブの練習とかにしてくれよ~。

フィリップ・マーロウ・シリーズなどハードボイルドは活字で読むとかっこいいけど実際に映像にしたら痛い、そういうのに似ているのかなあ。

ところで、主演の野村宏伸はサックスを猛練習したときいていたので、当時は本人の演奏かとおもっていたけどちがうんだね。絶頂期の角川映画なので俳優が豪華なのは楽しめる点かな。それにしてもこのころの宇崎竜童ってチンピラの役ばっかりだよね。



↓よろしければ投票してください!
 
音楽(ジャズ) ブログランキングへ