WES
MONTGOMERY “BOSS GUITAR”
ギター、オルガン、ドラムのトリオによるアルバムでは最強なのではないだろうか。まさに文句なしの名盤。「インクレディブル」と並び称される、リバーサイドのスタジオ録音だしね。
個人的にはギターにオルガンをぶつけるというお決まりのパターンは大嫌いだった。もともとウェス師匠のアルバムは、インクレディブル、フルハウス、ハーフノート、それからヴァーヴのオケを聴いていたので、「ウェス師匠にオルガンって、実際どうよ?」と思っていた。すみません。だから初めて聴いたときはびっくりしたね。
1曲目がベサメ・ムーチョ。正直言ってこの曲はキライだったので、聴くまでは「なんでこんな曲やるかなあ」という気持ちだった。しかし曲が始まってすぐに驚きにかわった。ものすごくかっこいいからだ。まさに職人芸というか神業というか。おいらには一生かかってもこんな歌い方はできないな。
とにかくアルバム全体を通してウェス節が満載。絶好調です。「酒とバラの日々」もやっているけれどゆったりとした曲想ですごくよい。この曲を速いテンポでやる人がいるけどどうもいただけないね。
ちなみにおいらの持っているCDは、欧州のほうのOJCシリーズらしく、例のOJCマークがジャケットにでかく印刷されている。アメリカ盤のOJCマークですらジャマなのに、こっちはジャケットに相当でかく印刷されている。日本人と違って外国人はジャケットやレコードそのものを大切にしないと思うけど(そもそもアメリカ盤の小さなOJCマークだってジャケット冒涜だ)、さすがにこれはひどすぎる、開いた口がふさがらなくて閉口したわw
これね↓
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