「対決」カテゴリがまったく増えない。
さて、酒とバラの日々、通称「酒バラ」。かっこいい題名だよね、いかにもジャズっぽい。映画音楽なんだけど。それも暗~い映画。
この曲の名演はどれかということを考える。
結論からいうと、おいらが一番好きなのはオスカー・ピーターソンの演奏だ。軽快なアレンジが最高。
このアルバムは、軽快なコルコヴァードや軽快なイパネマとかが入っていて、ボサノヴァ原理主義者は受け入れないかもしれないけど、ブラジル音楽大好きのおいらでもすごく気に入っている。さすがピーターソンだ。
ここでの酒バラは流れるバラードでなく、ウキウキするような演奏だ。ラストのテーマに戻る前、だんだん上がっていくフレーズがかっこいい。それと、冒頭からからみつくレイ・ブラウンのベースがまたよい。
ほかの酒バラというと、マッコイの「バラードとブルースの夜」のバージョン。うーん、このアルバムタイトルもかっこいい。まさにジャズという感じだ。しかし・・・
ジャケットはそれほどおしゃれではない。マッコイはもう少し歳をとるとかっこよくなる。
てかさあ、このころのインパルスって、トレーンとかシェップとかアイラー吹き込んでいたんだから、ジャケットのセンスもおしゃれなわけねえよなあ、HAHAHA
忘れてはならないウェス師匠のボス・ギターもいいね。オルガンがあまり上手でないから師匠のフレーズが際立つw
それと、嫌いなひともいるかもしれないけど、エヴァンスのラストトリオでの酒バラが大好き。バラードではないけど、エヴァンスが死期を悟って全身全霊をもって演奏しているような気がして。コンセクレイションに数テイク入ってるけど、聴くたびに泣きそうになる。細かい交換をするんだよね。
なんか、いまいろいろなコンセクレイションが出ているみたいだけど、おいらの持っているのは8枚組の、最初期のやつです。
うーん、いつものアルバム紹介と同じで、イマイチ「対決」にならなかったなあ。
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