あくまでもおいらの個人としての自分に対しての考え方だけど。
アルバムの所有欲もあるせいかダウンロードで購入するということにすごく抵抗がある。もし消えたらそれで終わりだし。CD-Rに焼いても2年くらいすると消えることあるしね。てか、実際にあった。
CDで小さくなったとはいえジャケットも重要。ダウンロード盤もジャケットのデータとかもらえるらしいけど、それを印刷してハサミでチョキチョキ切ってCDケースにいれるわけにもいかない。ジャケットの光沢も必要だよね。紙ジャケ盤を買う人はこの気持ちがわかるだろう。駄盤でも紙ジャケだとなぜか良い音楽に聴こえたりする。紙ジャケでもときどきペラペラの薄い紙で光沢もないやつがあるけど、あれは紙ジャケ好きのことをまるでわかっていないね。装丁も含めてアルバムなんだよ。
それから、デジタルでアタマ出しが容易になったとはいえ、おいらはアルバムを聴くときはアルバム単位で、最低でもA面B面単位で聴く。だからダウンロードで1曲だけ買うなんてことは考えられない。作り手側の考えがそういう構成みたいなところにもあらわれているし、つまらないとおもったトラックでも新しい発見があるかもしれないから。長年ジャズを聴いているけど日々勉強という気持ちは今でも少なからずある。さすがにどフリーで途中で辞めたくなったらやめるけどw
CDが出始めたころの新譜は、A面B面など関係ないから曲順や曲の時間がかなりいいかげんだった印象がある。どうせ70分以上入るから、とダラダラ時間かせぎみたいなトラックがあった。J-POPかっつーの。「捨て曲は『今回は』ゼロです!」w 毎回ゼロにしろよ。
たとえば延々と10分くらいアドリブが続いてそのままテーマに戻らずフェイド・アウトなんてのがゴロゴロあった。時間気にしないから演奏側もテキトーになっていると感じたね。「アイドル・モーメンツ」みたいに、収録するために別の完成した曲を再度短く録音し直した、みたいな気骨がないね。油井正一さんが著書で「(CD時代になったが)長時間聴くのは苦痛」みたいなことを言っていたがまさにそのとおり。日本ジャズの神様みたいな人が「苦痛」といってるんだよ?
アルバムは35分~45分までの収録時間がよい。最近は70分オーバーのアルバムはみかけなくなったけどまだまだ長いね。
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