2015年1月7日水曜日

アルバムの処分



20年以上前でジャズ歴が浅いころ、あるジャズ評論家が「音楽に対する新鮮さを保つために定期的にアルバムを処分している」といっているのをみた。おいおい、かっこつけるなよ(というかかっこいいか?)と思ったね。せっかく買ったのに処分だと?また聴きたくなったらどうするんだよ。じゃああんたはどんなにいいアルバムでも「これは買ってから○年たったから処分だな」とかいうのか。とまあ、当時のおいらには処分などは考えられないことであった。

しかしジャズを聴き始めて年月がたつと駄盤というものに出会うこともある。当初は「おいらの聴き込み方が足りないせいでこのアルバムのよさがわからないんだ。もう100回くらい聴かなければ!」などと考えていたけれど、所詮は自分の好みかどうかの問題である。よくない(自分としてはよいと思えないということね)ものはよくない、それに収納スペースの問題もあり2度と聴かないといえるものは処分すべきだと考えるようになった。
当時処分したものをいくつかあげると・・・


まずこの二つ。ヴァーヴのエヴァンスはいいのはすごくいいがダメなのはほんとダメ。

しかし処分したこの2枚がカップリングで現在販売されているのをみつけたときは笑った。「おい、気は確かか」と思ったね。

不人気盤だからお得感をだしたということだろうか。


当時はビル・エヴァンスを集中的に買っていたので処分したものもエヴァンスが多い。


さんざん検討して処分したはずだが今になってまた聴きたくなる。どんな駄盤でも時間がたつとまた聴いてみたくなるものだからできれば処分しないほうがいいとおもうね・・・とおもうんだけど、また聴いてみて評価が変わる、ということはほとんどないw
聴くたびに「やっぱりつまらんよなあ。処分しようかな」とおもうのであった。
 
あほなことに処分したものを買いなおすことがある。下の2枚など。



“ON THE CORNER”なんか買ってから1週間で売ったもんなあ。しかも1週間がんばったのではなく2日で決断。単に売りに行ったのが1週間後というだけ。”WE WANT MILES”もマイルスがあまりにも吹けてないのでついでに。売ると小金が入るからつい勢いでいくつも売っちゃうんだよね。しかし、10年くらいたって友人から借りて聴きなおしたら悪くない。絶賛するほどではないけど。ということで買いなおしました。あほらしい。
みなさんも処分についてはよく考えましょう。




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