2014年10月2日木曜日

書評:JAZZ LEGENDSダウン・ビート・アンソロジー その2





ラリー・コリエルのインタビューがあった。ちょうど「スペイセズ」発売直後くらいの頃。おいらはコリエルのアルバムは数枚しかもっていないし、他にインタビューとかも読んだことないのでよく知らないのだけど、けっこう語る人なんだなとおもった。

こんなことをいっていた。「マハヴィシュヌの『内に秘めた炎』には失望したね。彼はもっとすごい演奏ができるひとだ」みたいに軽く落としておいてマクラフリンと共演した自分のアルバム「スペイセズ」をもってくる。「スペイセズのマクラフリンこそ本当の彼をとらえている」。ついでに、「ビリー・コブハムの最高の演奏はスペイセズだ」という。

うーん、なかなかうまいアルバムのセールス方法だな。しかしなぜ同じアルバムに参加したチックやヴィトウスには言及しないのか。じつは理由は聴いてみればすぐわかる。そんなによくないからw ついでにマクラフリンを持ち上げる。「彼は他の誰にもマネできないような演奏ができる世界でただひとりのギタリストなんだよ」と。でも「僕をのぞいて」とちゃっかり付け加える。おいらがもっていたコリエルのイメージがかわりました。

ちなみにおいらは、第1期マハヴィシュヌのアルバムはどれも傑作だとおもうよ。


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