2014年10月1日水曜日

持ち替えについて



どこかで言ったかもしれないけど、はっきりいっておいらはステージでの楽器の持ち替えという行為はあまり好きではない。
サックス奏者が2本も3本もならべて(そこに数種類のクラリネット、フルートを追加するひともいる)曲によって、または曲中に持ち帰るのは一貫性がないというか、ぶれているような印象をうける。

パーカーはアルト1本だしマイルスだってガレスピーだってペットだけだ。パーカーがテナー吹いたりゲッツがソプラノってのは特殊なときね。基本的には1本でしょ(コルトレーンのソプラノは別ね、あれはジャズ史上例外的に認められる持ち替えの1つ)。

ロック、ポップス系ギタリストの場合は、もう問題外。音楽性よりスポンサーとの契約によるものが大きいと思う。

しかしですね、ある日フレディ・ハバードがトランペットとフリューゲルを持ち替えているのをみたらすごく自然だったんですよ。フリューゲルでリフを吹いてペットでソロとったあとにまたフリューゲルでソロをとったんだけど一連の動作とサウンドがまったく違和感なくてね。ジャズにおけるフリューゲルは好きではなかったんだけどこのときから悪くないとおもうようになりました。


そういや、クラークテリーが両手にペットとフリューゲルだったかを持って、フレーズごとに吹き分けている、「一人4小節交換」みたいなことをやっているアルバムがあった。↓



2曲目です。



あ、最後に。管楽器の持ち替えも嫌いだけど、たまにいる、管楽器奏者が曲によってギター(たいていはバッキングのみ)を弾くという行為、あれはもうホント嫌になる。ギターを弾けることをかっこいいと思って(または複数の楽器を弾けることをかっこいいと思って)やってるというのもあるだろうけど、ギタリストから言わせればギターなんてパコとか例外を除けばかっこいいものではないよ。おいらもサックスでもやってればよかったよw



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