2014年10月23日木曜日

RVG

というわけで、昨日のブログで言った「RVG」について。



ジャズファンなら「RVG」といえば何の略かわかるよね。そう、ルディ・ヴァン・ゲルダーのことだ。

モダン・ジャズ全盛のころはブルーノートだけでなく多くのレーベルがヴァン・ゲルダー・スタジオで録音していたので、一部ではRVGの録音というとブランドというか水戸黄門の印籠というか、あがめているような人もいた。ヴァーヴの録音でも多い。自宅を改造したスタジオでしょ、そこにハモンドとか運び入れるんだからすごいもんだ。

でもさ、はっきりいってRVG録音ってそんなにいいか?どうも質が安定してないと思うんだよなあ。全体的にもこもこして音の輪郭がわかりづらいレコードもあれば、すごくきれいで50年代、60年代とは思えない録音もある。音が小さくて「サーッ」というノイズが入っているレコードもあるし。それともこれらのムラはリマスターが原因なのかな?ブルーノートのCDだけ比較してもまったくベースが聴こえないものとかもあったんだけど。いずれにせよ、おいらはRVGをブランド視するのは好きではない。

しかし・・・近年のブルーノートの”RUDY VAN GELDER EDITION”シリーズの再発、あれはいい。音質はどうか知らないw それよりも、ブックレットに今までみたことない録音時の写真があるのだ。当時のジャズメンのかっこよさがつたわってくる。モノクロの、ウルフが撮影した(のでしょうね)やつがたくさん。あれだけで再発のRVGシリーズは「買い」だ。





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