2014年10月15日水曜日

DVD:ガーシュイン・ナイト



ヴァルトビューネ2003~ガーシュウィン・ナイト 小澤征爾&ベルリン・フィル、マーカス・ロバーツ・トリオ




結論からいうと必見。以前もマーカス・ロバーツと小澤征爾の共演のCDについて書いたけど、今回はオケがベルリン・フィル(CDのほうはサイトウ・キネン)。クラシック知らない人(おいらもくわしくはないけど)からすると「なんかちがうの?」とおもうだろうけど、はい、ちがうんです。
「すごいオケ」という先入観ぬきにして良い。おいらはクラシックもそれなりに好きなのでテレビ番組みたりときどきコンサート行ったりしているけど、クラシックでこれほど感動したことはかつてない。ジャズとのコラボだけどね。指揮者うんぬんとかは、本当に詳しいファンほどにはわからないけど、出てくる音楽は感動としかいえない。

CDでもそうだったけど、クラシックなのに曲の途中で(マーカス・トリオの演奏のあとに)拍手や歓声が何度もあがる。ジャズとクラシックの融合とか迎合とかそんなレベルではなく理想の共演のかたちがある。

タイトルは「ガーシュイン・ナイト」だが明るいうちから始まっている。「パリのアメリカ人」と「ラプソディ・イン・ブルー」では客席をみると日差しが暑そうだ。「ピアノ・コンチェルト」から日が暮れるはじめるのだが、この演奏が圧巻。なぜかガーシュインというと他の曲ばかり注目されるけど、この曲のほうが何倍もいいとおもう。クラシックではめずらしいサックス・セクションもノッているのがうれしい。

マーカス・ロバーツ・トリオのドラムはジェイソン・マルサリスだ。ウィントンのおりこうさんな態度やブランフォードの「日本人にジャズが理解できるとはおもえない」発言、さらにジャズ・セレブ的雰囲気によりマルサリス一族はあまり好きではなかったけど、ジェイソンがすぐれたドラマーであることは十分わかった。

とにかく、ジャズファンもクラシックファンも必見ですって。

それにしてもCDのほうでも今回のDVDでも、装丁が安っぽすぎる。素人がカラーコピーしたかのよなパッケージ写真。なんなんだこれは。ちなみに同じ商品だけど、アマゾンでは別の画像で表示されている。




これも同じものなのかな?↓





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