映画ではなく、テレビ番組の話。3月にＢＳで放送された「TOSHIKO～スウィングする日本の魂」。番組全体として大変おもしろかった。日本人で唯一ジャズマスターの称号をもらった穐吉敏子のドキュメンタリーだ。
現在86歳ということでピアノ演奏もいくつか披露したけれど、正直言って、衰えたなという感想しかおこらない。「歳のわりには上手」なんてことは本人はいわれたくないだろう。
しかし、マイルスと時空を超えた共演みたいなことをいって、「SO
WHAT」を演奏するマイルスの白黒映像にあわせてピアノを弾いたのには、こんなしょうもない演出を受けるとは穐吉も歳とって丸くなったのかなと感じた。以前はもっとつっぱっていたよね。
ナレーションはほとんどが娘のMONDAY満ちるによるたどたどしい日本語。穐吉との会話シーンをみると英語で話していた。今は穐吉のＮＹ郊外にある別荘に住んでいるといってカメラも入っていたが、その別送で「なんと、（MONDAYを生んだ頃の）日記を発見した」といって内容がいくつか読み上げられた。おいおい、どうせNHKだから台本あるんだろうけど本当なら人の日記をテレビで読むなんてありえんぞ。ちなみに、その日記はすべて英語で書かれていました。
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