Breakthrough
80年代最強のバンドは、アダムス・プーレン・カルテットで間違いない。ロックなんかよりパワーがある。電気で音量あげているだけの見せかけパワーとはわけが違う。
アダムスの音色は、個人的にはテナーの中で最も綺麗だと思う。それでいてあのプレイなのだからすごい。プーレンのプレイは映像で見るべきですな。音だけだといまいち迫力がね。
で、とにかくこの最強バンド、放っておいてもフリーキー含めてとんでもない音楽を作り出してくれる。だからこそ、実は大したことないマイケル・カスクーナのプロデュースということでもこの名盤ができたわけだ。ホントにカスクーナにプロデュースさせたらBN移籍後2枚目以降のペトルチアーニとかカルデラッツォのつまらんアルバムみたいなものができてしまう。おっと話がそれた。
カルテットの代表曲「オールドカントリー」(「ソング・フロム」を省略するとキャノンボールの曲名になってしまうな)は、アダムスがフラジオ使いながら高い音域で演奏するので、ちょっと細くなっている。個人的には1オクターブ低い音域でもいいと思う。しかしまあ、アダムスやカークのフラジオ使用って、マイケル・ブレッカーよりも自由自在なんだよね。
CD追加のブルースは、いらない。この曲はヴィレヴァンのライブバージョンだけでいいと思いました。
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