サンバはもともと4分の2拍子であり、ジョビンはボサノヴァ曲をずっと4分の2拍子で書いていた。アメリカ進出するとき「そんなのはいかにも南米の田舎者みたいだから、4分の4で書きなさい」と誰かに言われて、それ以降そのようにしているとのこと。
確かにブラジル輸入のボサノヴァ楽譜集を見ると、ジョビンの曲だけが4分の4になっている。でもやっぱりサンバは4分の2なんだよね。アメリカ人が4分の4でやったことが望ましからぬボサノヴァの変容につながっているともいえる。
また、4分の4でとらえるドラマーは、どうしても詰まってせせこましくなるし、走りやすくなる。大きく4分の2で乗るのが良い。
しかし4分の2の楽譜は慣れないと読みづらいかもしれない。知人のブラジル音楽専門のギタリストK君は、4分の2ばかりやっているから逆だそうだが。
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