Hermeto Pascoal "Slaves Mass"
その風貌でやたらと神格化されているエルメート。マイルスの「Live Evil」に起用されたなんて言われてるけど、起用したのはマイルスでなくテオ・マセロだ。
けっこう傑作とされている本作は、60年代後半から70年代までフュージョンの陰に埋もれていたアコースティックなジャズとかフュージョンのスターがたまに録音する左寄りのサウンドとかになれている人にとっては、どうってことない普通のジャズ。だいたい、プロデュースがアイアートとフローラってあたりでガクっとくるw
つまらないとはいわないし、腕前もあるんだけど、エルメートならブラジル時代の、枠組みが普通のMPBやジャズでありながら個性的なプレイをしているときのほうがお薦め。アメリカデビューすると、その逆になり、奇抜なことをやっていそうでけっこうフツー、になる。
まあ、リアルに子豚の鳴き声を録音しているのはおもしろいかもしれない。
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