2016年5月5日木曜日

オンとオフ



ジャズに入りたての頃は当然ながら有名盤、有名ミュージシャンを多く聴くことになる。ご存じアート・ブレイキーも超有名ミュージシャンなわけだが、日本人にとっては彼のドラムはひとつの関門である。例のハイハットを2,4拍目に「チャッ・チャッ」と踏むのがアタマに聞こえるのだ。ブレイキーは特に、シンプルにハイハットを踏むから、はまるとくせになるんだけど、慣れないとついていくのが精一杯。

そう、今ではちがうけどジャズ初心者の頃は「どう聞いても2,4ではなく1,3に聞こえる。きっとジャズに対する聴きこみと理解度が足りないのだろう、自分はまだまだ未熟だ」などと考えていた。なんとか「イチ、ニイ、サン、シ」とつぶやきながら聴いたりして、わかった気になるんだけどソロが長尺だから途中でまた1,3に聞こえてくる。おいおい御大、いいかげんにしてくれとおもったねw 繰り返すけどいまはちゃんと2,4に聞こえます。ということはやはり当時は聴きこみが足りなかったからってこと?


これとは別に、アクセントをトリッキーにとるドラムソロにも苦戦させられるよね。「meets the rhythm section」のフィリー・ジョーのソロで、ちょっと数えづらくなるところとかあるでしょ。自分のライブでそういう4バースソロをされたときはどこが頭かわからなくなるので、おいらはピアノやベースが入ってから音を出すようにしていたw



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