すごく前なんだけど、セッションに行ったら初対面の人からギターを貸してくれないかと頼まれた。何の仕事かわからないけど遠方から出張で来たそうで、楽器を持参してないという理由だった。快くおいらは了承して自分の番が終わってからギターを渡した。しかし、よくわからないのだがその人は脂性なのか汗かきなのか、弦を押えると（というか手を近づけるだけで）指板が湿るんだよね。ライトに照らされてピカピカひかってるのがわかる。おいおいマジかよ。かんべんしてくれとおもったけどもう遅い。その人が2曲弾いてギターを返しにきたので速攻でクロスで拭いたよ。
それから毎月、その人はセッションにきた。出張の日を調整してセッションにあわせているとかいっていた。そのたびにおいらにギターを借りる。一度貸したのでいまさらイヤですともいえず（ましてやその理由も言いづらい）毎回貸してました。腰が低く丁寧な言葉づかいですごくいい人なんですけどねえ。一度だけお土産の銘菓を持ってきてくれたなあ。
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