ジャズ・ファンの分類にコレクターとコンプリーターというのがある。前者は特定ミュージシャンのリーダー作を主に収集するもので後者は好きなミュージシャンが参加しているすべての音源を集めるひとだ。ラズウェル細木がホレス・シルバーのコンプリーターを目指していたのは有名。
コンプリータ―の道はなかり厳しく、古い管楽器奏者で初期のころにフルバンドに参加していたりすると、それがアンサンブルだけでソロ皆無でもとりあえず所有しないと寝つきがわるいという状態になる(おいらのまわりに実際にいますw)。40年代のスタン・ケントン楽団で、Vディスクにしか音源がないとか嘆いていたが、そういうディスコグラフィを作る人ってすごいよな。
ビル・エヴァンスはディスコグラフィもいいものが出回っていて、初期の録音でサイドメンとして参加しているアルバムは多くのファンが知っている。知っているけどリーダーでないから買うのに躊躇するということがあるよね。そんなファンの方にこれ↓はどうですか。
ちょっとコアなファンならディスコグラフィの写真で見覚えがある初期の参加作品がカップリングで、しかも安い。大昔にビル・エヴァンスのコンプリーターを目指していたおいらは当然買いました。しかし・・・
うーん、ムード音楽すぎて聴いていられない。紹介はしたものの、ある程度のマニアでなければオススメではないです。ソロはけっこうあるけどね。
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