ジャズファンは「フリーはきらいだ」と断言できるのになぜかフリーを聴きたくなる習性がある(ないですか?)。フリーというかアヴァンギャルドといわれるなかで比較的聴きやすいのがトニー・ウィリアムスのこの2枚。
“LIFE
TIME”
“SPRING”
一般的には"SPRING"のほうが評価が高いようだけど、おいらは"LIFE
TIME"のほうが優れていると思う。確かに聴きやすいのは"SPRING"だ。このころはゲイリー・ピーコックも牙のある鋭い演奏をしている。
それにしても、BNがいくら大手レーベルじゃないといっても新人のファーストとセカンド・アルバムがどちらもフリーとは恐れ入る。"SPRING"を聴く前にジャズ批評に「これを聴いて天才を感じた」とか書いてあったのをみていたのでものすごく期待していたのに、当時はよさがわからず「けっ、何もわからん評論家がかっこつけやがって」と憤った記憶がある。
BNで一番いいジャケットという意見もあるよね。とにかく、この2枚を立て続けに聴いてもまったく苦にならないし、もっとつっこんだフリーを聴きたくなってくる。ハッチャーソンの”DIALOGUE”処分しなきゃよかったなあ。とんでもないフリーなんだけどね。
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