THE
BRECKER BROTHERS “THE BOTTOM LINE ARCHIVE”
76年のブレッカー・ブラザーズのライブ発掘盤。2ndアルバム「BACK TO BACK」リリース直後であり、おいらはこの頃がブレッカー・ブラザーズの一番いい頃だと思っている。あ、正確にいうとこの頃はブレッカー・ブラザーズ・バンドと呼ぶべきだね。バンドとしての結束感があるのがよい。
サンボーンを擁した3管ホーン・セクションにウィル・リーとクリス・パーカーのファンキー・リズム隊、目立たないけどドングロは欠かせない存在、なによりスティーブ・カーンが随所で暴れまわっている。く~、たまらん! まさか「ブギー天国」や「KEEP IT STEADY」の別バージョンが聴けるとは思わなかった。長生きはするもんだ。コーラスがいないのが残念だ。
他の曲でもスタジオ版と比べると人員の関係ですこしスカスカ感はある。たとえるなら「洪水」と「マン・チャイルド」でのハング・アップ・ユア・ハング・アップスのちがい。わかるよね。でもしかし、当時のブレッカー・ブラザーズのライブというだけで貴重だし何よりみんなのっている。
メンバーそれぞれをフィーチャーした選曲となっているのがやはりバンドだなあと思わせる。「ロックス」は深町純バージョンのほうがよい。「カクタス」は御存じジョー・ベック「ベック」でサンボーンが名演をしている曲。期待を裏切ってサンボーンはソロをしてない。サンボーンのファンはがっくりくるだろうね。サンボーンをフィーチャーした曲は1曲だけあるのだけどなんとなく、とってつけた感がある。MCでランディが「ビューティフル!」とかいってるけど凝ったつくりをいしてないし時間も短い。「ナイト・フライト」はジャズの法則(?)を打ち破ってライブ盤のほうがテンポが遅い。
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