2014年3月26日水曜日

ジャキ・バイアード



「ジャキ・バイアード」を「ジャッキー・バイアード」と表記しているのをよくみるんだけど、「JAKI」という綴りはどう考えても「ジャッキー」とは発音しないとおもう。

数年前、いーぐるの後藤雅洋と大西順子が批判しあっていたときがあった。
たしか後藤が新譜を出したばかりの大西についてアルバムを批判したあとにその理由として「B級ピアニストのジャキ・バイアードに感激しているようでは話にならん」みたいなニュアンスのことを言ったのが発端だったとおもう。
大西氏は「自分はともかく、彼の偉大さがわからないなんて」というようなことをいっていた。

はっきりいっておいらはこれについては大西の意見に賛同だ。

ジャキ・バイアードをB級というのはまったくわかっていない。そもそも聴いてないのだ。
ちゃんと聴いていればB級なんて言葉は絶対にでてこない。どうせドルフィー在籍時のミンガスのレコードくらいしかバイアードを聴いてないんだろう。あそこでも十分すごいんだけどね。

ジャキ・バイアードは幼いころからいろいろなスタイルの音楽に浸ってきたので引出しがものすごく多い。ジャズ以外の音楽の影響は誰でも持っているが彼の場合はそれがさらに多岐にわたるのだ。
さらに、本職のジャズでも多くのスタイルを使い分けることができる。
それがよくでているアルバムがこれだ。

Hi-Fly
ベースはロンだw
聴いてみるとわかるが曲によってスタイル、アプローチがまるでちがう。まさに鬼才だ。

とまあ、いってみたけど、ジャキのアルバムの中では、つまらないほうですw

(文中、敬称略)


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