ウェザーリポートの真実という本がある。
１０年くらい前にでたのだが、高い金だして買って読んだ。途中までｗ
おいらはジャズに限らず音楽の本は好きなのでいろいろ買って読んでいるけど、はっきりいおう、この本はダントツにダメだ。読むだけムダだ。買わなきゃよかった。
移動ドで書かれている解説（のつもり）の楽譜も気持ち悪いけど、著者の独自の理論による意味不明な説明がまったく理解不能（おっと、情けなさすぎて、おいらの文章も支離滅裂だ）。こんなものを出版するリットーミュージックが恐ろしくなる。
そもそもザヴィヌルってそんなにいいかあ？ウェザーリポートだって１ｓｔアルバムはヴィトウスの音楽性にザヴィヌルとショーターがのったところにたまたまいいアルバムができただけでしょ。同時期のザヴィヌルのアルバムやウェザーのライブでのザヴィヌル系の曲をきくとすごくつまらない。ライブ・イン・トーキョーのつまらなさはザヴィヌル色が前面に出ているからだと思うけど。
ベースがアルフォンソにかわってからのウェザーはまあまあ。たまにのぞくザヴィヌルの音楽性がなければもっといい、みたいな感じだろう。
ジャコ時代はいうまでもない、明らかにジャコゆえの高い音楽性。バードランドが名曲？たしかにそれは認めるけどジャコなくしては完成しなかっただろう。ポップス的にはいまいち半端なメロディーだし。
ジャコ脱退後のウェザーは悲しいくらいにダサい。昔のアルバム再発のときによくつかわれる言葉で「今聴いても色あせない、新鮮だ」というのがあるけど、このころのウェザーは本当にダサい。笑っちゃいたいが悲しくなる。新加入のリズムセクションが悪いわけではないよ。ちなみにショーターも悪くない。だってこのころは影響力がほとんどないから。
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