2014年3月25日火曜日

ジャズにおける「はねる」もしくは八分音符の演奏


ジャズに対する誤解の1つに、「ジャズははねる」というのがある。
8分音符を演奏する際、イーブンに弾くのではなく3連で、2:1で演奏するというやつだ。

どこまで本当か知らないが、バーンスタインがウエスト・サイド・ストーリーのスコアを書くとき、ジャズとクラシックの音楽家を起用して、ジャズの人にはイーブンに書いたものを、クラシックの人には3連で書いたものを渡したとか。うーん、うそっぽい。

実際にはねるかどうかについて考えてみよう。ジャズの4ビートはテンポによってノリが変わるという特殊なものだ。速い曲ではねることなんかできないし、スローでイーブンにやりすぎるとかっこわるい。ミディアムの曲でレイドバックしながら、リズムセクションが3連になるなかフロントがイーブンで演奏するのがいかにもジャズっぽい瞬間だろうね。
とにかく、ソロをとるときは「はねない」と考えたほうがいい。実際は少しだけハネているのだけど・・・。

ところでマイルスのバグス・グルーブ、どうもマイルスがはねているようで、聴いていてすごくかっこわるいんだよね。

さて、おいらがまだ青二才ですらなかったころの話。
ギターを、少しだけ習ったことがある。当方、音楽のことなどまだ何もわからないレベル。ストレート・ノー・チェイサーを弾かされた。8分音符をイーブンに弾いたら先生に「うーん、もっとノリをもってさ、はねて弾いてみなさい」といわれた。
ちょっとズンチャズンチャだったがこんなもんかと思った。

翌週、再び教室。先週のあの曲を弾いてみなさい、とのことだったので、はねて弾いたら「うーん、そうじゃなくてさ、8分音符なんだからちゃんとイーブンに演奏しないとだめでしょ」




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