ジャズの魅力的なところでもあるが悪いところでもあるのが、演奏者について「勝った、負けた」という判断をするところだとおもう。アドリブが主体の音楽性だから仕方のないことなのだろうけど、協調して音楽を造りだすということが欠けている場合がある。同じステージに同じ楽器のミュージシャンが立ったとき強引にバトルにするだけでなく、例えばワンホーンカルテットでスタンダードを演奏したときでも「○○さんはもっとすごかった」などということをいわれやすいのがジャズ。そういう比較がおもしろくてジャズを好きになったところも大きいのだけど。
正直言ってそういった比較などに疲れてしまうときがある。なにも考えずにサウンドグッドだけ感じていたいときってあるよね。話は少しずれるけど、60年代以前のシンプルなリズムセクションの上でフロントががんばる、みたいなやつのほうがリラックスできるね。いまはその逆がけっこうあるね。シンプルなフロントのバックでリズムセクションが複雑なことをやっているってやつ。どちらがいいとかではないけどね。
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