後藤氏が店主である「いーぐる」の話ではなく、他の有名店(DIGやファンキーなど)や店主についての考察が多い。ジャズ喫茶は60年代~70年代に全盛期を迎えたためその頃のエピソードはやはりおもしろい。おいらの思い込みかもしれないけど、当時は現代よりも人間がいきいきとしていている雰囲気があった。
後藤氏のジャズに対する考え方を頑固というひともいるかもしれないが、ジャズファンはそもそも頑固な自分なりの考えをもっているし、ジャズ喫茶の店主を数十年やってきたのであればなおさらではないだろうか。それに、昔と違って堂々と自分の意見がいえるようになったいまのジャズ界であるから、自分と違う意見を楽しむこともアリではないかなとおもう。おいらとしては本書の内容に共感するところも反対するところもあるけど楽しく読ませてもらった。
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