2017年8月29日火曜日

ミュージシャンなんて

よく「ミュージシャンはモテる」と言われる。はっきりいってそんなことはない。都市伝説である。少なくともおいらは今までそんな経験はない。今までなかったのだから、これからは余計あり得ないと言える。

楽器を演奏している姿は、一部のかっこいい人(マイルスくらいか)以外は、どれもこれもかっこわるいと思う。パーカーをかっこいいと思うか?音楽でなく、写真を見て。
サックスなんてかっこよくない。知人のサックス奏者がそう言っている。「サックスは、置いてあるとかっこいいというだけ。実際に演奏している姿なんてかっこわるい。それを勘違いしてブローしてのけぞったりする人もいるけど、痛い」と。こういう、格好を否定しているサックス奏者は好感が持てる。

ギターに至っては、サックスよりもかっこ悪い。ギタリストが言っているのだから間違いない。ウェス師匠のかっこよさはあるが、あれはモテるというかっこよさではない、残念ながら。
ジャズですらかっこわるいんだから、ロックのギターなんてホントかっこわるい。と思っていたら、「ミュージシャンはモテる、ただしロックなら」というやつもいる。こいつは頭がどうかしたのか、と思う。ロックとロック系は違う。フュージョン全盛期のロック風のギタリストでかっこいい人がいたか?カールトンがかっこいいと思うか?パットはかっこいいか?いやよくない。フィル・アップチャーチもかっこわるい、残念ながら。そもそもジャズはロック系と違い、デビューするときの審査項目にビジュアルというものがないのだろう。逆に、ビジュアルさえあれば演奏できなくてもデビューできるのが日本の芸能界である。

ここまで書いて、以前まったく同じ話をしたような気がしてきたが、いまさら過去記事を探すのも面倒なのでこのまま行きますが。マジメな話、「おれはミュージシャンだったおかげでモテたぜ」という人がいれば、ぜひ教えてもらいたい。ただし、ジャズで。




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