EARL
KLUGH “FINGER PAINTINGS”
アール・クルーを初めて聴いたとき強く衝撃を受けたのは、実はガットギターなのに弦をこする音がないこと。特殊な奏法でもやってるのかなとおもった。ウソかホントか「素手でフライドチキンを食べてから弾く(手に油がついて音がしなくなる)」とどこかの本でみたけど。ウソだろうw
このアルバムのすごいところはリトナーとグルーシンがわき役に徹しているところ。目立った主張をしないので、バックのストリングスよりグルーシンのエレピのほうが音数が少なくリトナーのギターはさらに少ない。ソロは当然なし。それでもものすごくセンスがよくて、一流というのはこういうのをいうのだろうなと感心する。軟弱かもしれないけどライトな雰囲気のB面がいいねえ。”DANCE WITH ME”はクルーのために存在するかのようでこの曲のベストバージョンだといえる。と言っていたら、知人が松岡直也による演奏も教えてくれた。ラテンタッチでこれもよい。ちなみにオリジナルのオーリアンズの演奏も、コーラスがきれいでよい。
あと、このアルバム”Cabo Frio"”を初めて聴いたときは、グルーシンのアレンジにかなりたまげた。こういう楽器の組み合わせがあるのか、と。その点でもお薦めのアルバムです。
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