CHICK
COREA “RETURN TO FOREVER”
説明不要の超名盤。非の打ちどころなし。いや、あるな。ラ・フィエスタにおけるジョー・ファレルの練習不足(?)からくるリフのまちがい。何度聴いても「だからそこでオクターブあげるなって!・・・ほらみろ!」といいたくなる。
まあそれはいいとして、この時期のチックのローズの音色とスタンリーのシンコペーションしまくる独特のスタンリー節とでもいいたくなるベースラインは相性ばっちりで、二人によるバッキング聴いてるだけで感動してくる。ローズっていうのチックのために作られた、いや、チックはローズを弾くために生まれたといいたくなるくらいローズの特徴を知り尽くしているかのような演奏だ。キーボーディストとしてハービーとの比較をされるがローズ部門ならチックの勝ち。シンセならハービーかな。
他社の追随を許さない、ワンアンドオンリーの世界を見事に作り出したチックだけど、次作では同じメンバーなのに普通のポップ(素晴らしいし難曲だけど)みたいなアルバムを作っていることを考えると、このRTFの1stはまさに奇跡だったのだなとおもう。
ちなみに、このアルバムを嫌いな人は当然「非の打ちどころなし」という評価に「アホか」と思うでしょう。1曲目が嫌い、SOMETIME AGOの導入部分が長い、など、同感ではないけど言いたいことはわかる。この「長い」を好きか嫌いかなんだよね。
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