CHICK
COREA “THE LEPRECHAUN”
邦題は「妖精」。数あるチックのポリドール時代のソロ作で熊谷師匠がなぜこのアルバムを100選に選んだのか疑問を感じる。マッド・ハッターとかもっといいのがあるのに。
アルバムごとに色をがらっと変えるチックだけど構成は案外同じパターンで、1曲目が導入部で、ジャズと呼ぶには微妙な小品をいくつかはさんで、ジャズになりうるような曲を1、2曲いれて、最後は大作でアルバムを締める。曲想もフレーズもこの頃はけっこう似ているのがある。この頃のチックとしては一番ジャズ的要素が少ないアルバムだとおもう。なぜならここからスタンダードになった曲はでていないから。「マッド・ハッター」や「マイ・スパニッシュ・ハート」は同じような路線ではあるがスタンダード曲が生まれた。
じつは(って、みんな知ってるか)RTFと同じで、ネヴィル・ポッターの詩が関係しているアルバム。
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