2017年7月31日月曜日
EXPRESSION
ご存知、コルトレーンの遺作。当然フリーなんだけど、これはかなり聴きやすい。フリー嫌いでも問題なく聴ける。かもしれない。
おいらもそこそこ好きなアルバムである。初めて聴いたのはかなり若い頃、仲間と酒を飲んで、なぜか「ジャズ喫茶に行ってフリーを聴こう」ということになり、老舗のジャズ喫茶に入った。このアルバムをリクエストしたら「A?B?」ときかれ、初めて聴くとは恥ずかしくて言えず「当然B面で」と言ってしまったのだが、このアルバムはどっちを選んでもいいと思う。フリーファンかどうかのリトマス試験紙になっているわけではない。
改めて聴いてみると、ホントテクニックがある人によるフリーであることがよくわかる。「えせ」フリーではないのだ。とにかくうまい。それを聴いているだけでも感動できる。
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2017年7月30日日曜日
Lovin' You
昔の話。
知り合いの女性ボーカルから頼まれて演奏をすることになり、リハーサルのために集まった。ボーカル、ギター(おいら)、ベース、ドラムの4人だ。
ベースとドラムはおいらより年配だったが初めて会った人だった。話してみるとすごくきさくで人柄がよい。とりあえずミニー・リパートンで有名な名曲「LOVIN’ YOU」をやることになったのだが、イントロはギターだけでやることになりボーカルが入るところからベースとドラムも入ってくるというアレンジに。
さて始めて見ると、ベースが全音符、まあこれはいい。ドラムがシンバルだけを1、3拍で叩くスネアやハイハットは沈黙。ん?おかしいな、木魚かwと感じた。歌が「ラララララッ、ラララララッ」というところになったらドラムがシンバルだけで同じリズムで叩いてる。チチチチチッ、チチチチチッて。リズムユニゾンね。ベースは全音符。おいおい、だれがノリ出すんだよ、っておいらしかいないじゃん。もう必死に音数増やしてビート感をだした。ベースもドラムもアタマしか出さないから通常の何倍もウラを強調しないとおかしくなってしまうのだ。ていうか、あの曲でドラムがラララララをユニゾンするのって、すごくかっこわるいだろ~w
次にやったのがホーギーカーマイケルの「スカイラーク」。おいらの苦手な曲だ。ここでもベースは全音符か二分音符。しかもノリがでない機械のようなやつ。ドラムはゆっくりと普通のスローを刻んでいたんだけど、テンポが遅いから音数増やせると判断したのかBメロでいきなり16分音符で刻みだした。意味不明。ほかのバラードでも途中から16分音符で刻むんだよね。おいらより年上だから何も言えなかったけどものすごいストレスだった・・・。
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2017年7月29日土曜日
テトリアシトリ
昔の話。
偏見と言われてもしょうがないが、本当にジャズが好きな女性ボーカルはほとんどいない。少なくともおいらの周辺ではそう。
さておき、昔セッションのホストをしていたとき、知人のサックス奏者M氏が、いつも数人の女性を従えてやってきていた。それら女性は、M氏の知り合いのボーカル講師のところの生徒さんだった。表面上のコンセプトは「ジャズを教えてあげる」だったろうが、ま、おそらく真の狙いは「オレの演奏しているところを見てくれ、どうだかっこいいだろ!」だったと思うw
M氏はボーカルのことなんてわからんと思うんだけど、女性たちにしてみればジャズをわからないから、M氏のいうことにいちいちうなずいていた。で、じゃあ歌ってみようということになった。あいかわらず、なぜなんだろう、初心者の女性ボーカルは絶対「バードランドの子守歌」なんだよなあ。
ところで、以前にも言ったかもしれないけど、ジャズになじみのない人は「間奏16小節やったらサビから入る」というのができない人が多い。ジャズ屋にはその感覚がわからないけど、レコードと同じソロメロディならわかるのに、そうじゃないとサイズを数えるというのができないらしい。
それを知ってるM氏は、ステージで歌っているボーカルに寄り添って、間奏が終わるちょっと前から「1,2,3,4」とかカウントとって、入るところで「ハイ!」なんて合図していた。果たして女性は喜んでいたのだろうか。今になってみると急に気になってしまったのであった。
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偏見と言われてもしょうがないが、本当にジャズが好きな女性ボーカルはほとんどいない。少なくともおいらの周辺ではそう。
さておき、昔セッションのホストをしていたとき、知人のサックス奏者M氏が、いつも数人の女性を従えてやってきていた。それら女性は、M氏の知り合いのボーカル講師のところの生徒さんだった。表面上のコンセプトは「ジャズを教えてあげる」だったろうが、ま、おそらく真の狙いは「オレの演奏しているところを見てくれ、どうだかっこいいだろ!」だったと思うw
M氏はボーカルのことなんてわからんと思うんだけど、女性たちにしてみればジャズをわからないから、M氏のいうことにいちいちうなずいていた。で、じゃあ歌ってみようということになった。あいかわらず、なぜなんだろう、初心者の女性ボーカルは絶対「バードランドの子守歌」なんだよなあ。
ところで、以前にも言ったかもしれないけど、ジャズになじみのない人は「間奏16小節やったらサビから入る」というのができない人が多い。ジャズ屋にはその感覚がわからないけど、レコードと同じソロメロディならわかるのに、そうじゃないとサイズを数えるというのができないらしい。
それを知ってるM氏は、ステージで歌っているボーカルに寄り添って、間奏が終わるちょっと前から「1,2,3,4」とかカウントとって、入るところで「ハイ!」なんて合図していた。果たして女性は喜んでいたのだろうか。今になってみると急に気になってしまったのであった。
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2017年7月28日金曜日
THE JEFF LORBER FUSION “WIZARD ISLAND”
THE
JEFF LORBER FUSION “WIZARD ISLAND”
とんがっていた70年代フュージョンが80年代の落ち着きを見せるようになったのは、考えてみるとこのアルバムのあたりからだったようにおもう。ジェフ・ローバーは作曲も個性的でリズミックな素晴らしい才能をみせるし、演奏も自由に歌っているから、聴いていて心地よい。以前にもとりあげたこのアルバムだけどメロウな雰囲気と重いビートがミックスされたまさに80年代を予感させるような内容だ。ケニーGの透き通るような音色も新しい時代に入りつつあると感じる。
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