MARIA
SCHNEIDER ORCHESTRA “CONCERT IN THE GARDEN”
大手レーベルに所属していないせいか認知度が低いマリア・シュナイダー。彼女の新譜が発売されても雑誌に広告が載るわけでもないので、積極的に知ろうとしなければ情報は入ってこないだろう。
というか、日本のメディアで取り上げられることが少ないしネットで検索してもたいした情報はない。英語がわかれば彼女のことはARTIST SHAREのHPにくわしく書いてあるけど、残念ながらおいらにはさっぱりわからん。登録してあるからときどきくる(一応)本人名義のメールも何言ってるんだかわからんw
おいらが初めてマリア・シュナイダーを知ったのはNEW REAL BOOK VOL.3に楽譜と写真があったから。まったくきいたことなかったしリアルブックに載るくらいだから70年代のミュージシャンかとおもっていた。1stアルバムの路線でもわかるとおり「ギル・エヴァンスの弟子」みたいな扱われ方をされていた。
ジャズというよりまさにマリア・シュナイダーの音楽というべき独特の世界を作っていて、作編曲家でありながら音楽の自由さを伝えている。残念なのは師匠と同じでリズム・セクションに重きを置いていない点。ジャズにおいてリズムは最重要ともいえる要素なのに、それがうまく表現できていないことにより多くのリスナーを獲得できずにいるとおもう。
それでもギルの音楽は黒人的なものを取り入れていたから一般のジャズファンにも広く受け入れられたよね。すばらしい才能とセンスをもっているのだから、今後の彼女の課題はそこだとおもう。
ところで冒頭に挙げたアルバム”CONCERT IN THE GARDEN”ですが、ジャケットが変更になった後の写真です。変更前のほうがよかったとおもう。
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