以前にもいったことで、すべてのジャズファンが同じように思っていることだけど、スイングがきっかけでジャズの人気が高まることはうれしいようなうれしくないような、あれがすべてのジャズだと思ってほしくないという複雑な気分。
しかし、冷静に考えると、ジャズファンはスイングもデキシーも、モダンもフュージョンも、さらにシャクティみたいな音楽もハービーのダンス路線も、フツーに「ジャズだ」と認識できる。ジョー・パスのギターソロでもジャズだとわかる。ソロがなくてテーマのみの音楽でもジャズだとわかる。これってすごいことだと思うよね。
人間の脳の顔認識機能ってのはすごいもので、表情が変わっても「○○さんだ」と認識できる。それが、顔でなく単なる図形だとそのような理解・情報処理をすることが容易ではなくなる。
と話がずれたけど、とにかくジャズファンのそういうところはすごい。
ブラジルのショーロは、大きくわけて弦楽器中心のヘジオナルとフルバンドのスタイルがあるんだけど、最初はこれらをどちらもショーロだということが理解できず、両者をショーロだと認識できる評論家の田中勝則氏はすごいなあと思っていた。でもジャズファンも似たようなことができるわけだ。さあ、ジャズファンのみんな、叫ぼう「おれってすげえ!」
え、クラシックのほうが多様?
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