Love & Other Obsessions
ジャケットが従来の路線と違うためか、全体的にこれまでと違い大人の音楽になったような、よくもわるくもシックになったような印象を受けるアルバム。このアルバムからデイブ・サミュエルズが正式メンバーからはずれる。とはいえ、曲によってはかなりフィーチャーされているんだけど。
1曲目Lost And Found、2曲目Arianaは「お得意のマイナーサンバ」、これはかっこいい。3曲目のカリブ風のSerengetiもいいんだけど、いまいち暗さが感じられる。
4曲目 Fine Time To Explainと8曲目Let's Say Goodbyeは前作に続きボーカル曲。ホント、ボーカルはスパイロサウンドではないし、まったく浮いている。典型的90年代GRPサウンドではあるけど、やはりスパイロには合わない。ジェイのソロはこれまた典型的ジェイフレーズなんだけどなあ。
5曲目以降は、まったくつまらないメロディをなんとかしていい演奏に仕上げようとしている曲が続き、いよいよスパイロが落ちていく様がわかるよう。
ラストBaby DreamsはザビヌルのIn a silent wayみたいな感じで、これで終わるのはどうかと思う。日本盤はこのあとにラストにふさわしい曲が収録されており、アルバムとしてはこっちの方が完成されていると思う。
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