昨日スパイロのアルバムで少しだけバイーアの話が出たので、思いついた。
ゲッツのジャズサンバで有名になった「バイーア」、本来の曲想と違って、「基本おどろおどろしい、真ん中で少しリラックス」という構成にしている。本当はいい曲なのに、あの構成のせいでおそらくジャズサンバの中では不人気曲ではないか。
しかし、これよりももっととんでもない録音がある。これだw
完全にコルトレーンのサウンドになっていて、どこかのアフリカの曲みたいw
実はおいらが初めて聴いた「バイーア」がこれだったので、ゲッツのアルバムを買うときは「え~あのバイーアが入ってるのか?大丈夫か?」と思ったものだ。
この曲の録音として秀逸なのがこれ。
ジョアン・ジルベルトが、テーマなのかバッキングなのかわからない微妙な演奏をするのが、とにかくすごい。どこかに書いてあったように「メロディを弾いていないのにメロディが浮かび上がってくる」という演奏だ。ちゃんと、おどろおどろしくない構成になっている。そうそう、この曲は正式なタイトルは「靴屋の坂道で」だ。そのタイトルにふさわしい、素敵な演奏だ。
↓よろしければ投票してください!
音楽(ジャズ) ブログランキングへ