スポーツの試合などで、
「自分の演技ができれば勝てる」
「自分の相撲をするだけです」
「「自分たちのバスケができれば勝てる」
という言葉を耳にする。あほかと思う。「自分たちのバスケができれば勝てる」とかいうけど、それをさせないのが相手の実力、相手の強さ。対戦ものについては「自分たちのプレーができれば勝てる」のではなく、「勝てる相手なら自分たちのプレーができる」というのが真相だと思う。
対戦ものでなく、体操のような単独演技ものの場合も同様。本番で実力を出せる人は本当に実力がある人。
ミュージシャンも同様。練習でできることが本番でできない。マイケル・ブレッカーも同じことを言っている。しかし、本番で出せるものが真の実力。練習でしか出せないものは真の実力ではない。
おいらも、練習でできるのに本番ではできないことだらけ。音楽は難しい。いや、音楽に限らず、なんでも難しいよね。
何にしても、「自分のプレーができれば」とか言ってはいけないと思う。ちなみにおいらの場合、自分の演奏ができてもウェス師匠にはかなわない。自分のプレーができれば勝てる、ということ自体、よく考えるべきだと思う。人気スポーツでなぜか日本が強いと誤解しているようなものは、冷静に考えると自分たちの実力をいかんなく発揮しても勝てないものはある。
と、なんだか今回は音楽とはやや関係ないところまで話が広がってしまった。
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