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スパイロ初のライブアルバム。
スタープレイヤーはいないものの、非常に質の高い演奏で、申し分ない。ただ、「このアルバムが成功したから、以降はバンドメンバーによるアルバム制作となった」というのは本当なのか。ライブ自体はずっとバンドメンバーで行ってきたわけであり、これが初ライブというわけではない。
このアルバム、演奏はいいんだけど、ラインナップがダメなんだよね。スパイロファンならわかると思うけど、「Serpent in Paradise」「Heliopolis」「Islands in the Sky」とか、どうしてこの曲選ぶかなあ、という内容。このアルバムの収録とされている3曲のうち、「Schu's Blues」 はトム・シューマンがテキトーにブルース始めたらみんなが乗ってきたというだけ(それはそれで貴重なんだけど)で、キャッチ―な曲を期待していたら肩透かしだし、「Latin Streets」なんてどこかで聴いたことあるリフに続いて
まったくラテンじゃないメロディの曲が始まるし。
ともあれ、ライブでも完璧な演奏をこなすジェイやサミュエルズ、スタジオ盤からずっと聴いてここに至ると、新鮮な感動がある。
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