2016年9月19日月曜日

時間の感覚

先日、ミルトン・ナシメントのアルバムを聴いていて、好きなサウンドなんだけどそういえばこれいつ頃の録音かなと思って、データを見た。

「1976年、なんだ、けっこう最近のアルバムなんだな」と思った。

って、これマズいですよね?1976年って、40年前でしょ。それを「最近」と感じてしまうこと。今回はミルトンのアルバムだったけど、ジャズファンは基本的に60年代半ばくらいで興味が止まる人も多いだろう。そうすると、

「1969年?そんな新しい録音なんか聴けるか」という、まるで年齢が10万歳みたいな発言も当然あるわけだ。みなさんもそうじゃないですか?80年代なんてつい昨日のこと。だからおいらも、毎度毎度「ウィントンが出てきてから」なんて話をするんだけど、ウィントンがシーンに登場してからほぼ40年経っているわけですよ。それを今でも「あいつがジャズをダメにした」「大学で学んだジャズなんてダメ」などと言われ続けるのだから、彼も災難だろう、と同時にいかに彼のインパクトがジャズ界にとって大きかったかということの証明でもある。ある意味、「ビッチェズブリューは最大の問題作」wと言っているのと同じレベルで語ってもらえるのだから。




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