CHARLIE
PARKER STORY ON DIAL VOL.1
チャーリー・パーカーを知らない人にとってとっつきにくい理由のひとつがやたらと多い別テイクなのではないだろうか。曲によっては3つも4つも別テイクが並んでいると、それらを心の底から楽しんでさらに違いを理解しなければならないような印象をもってしまう。さらに、別テイクが並んでいるのはいやだということを声を大にして言えない雰囲気が一昔前のジャズ界にはあったとおもう。
大のパーカー好きのおいらでも同じ曲を連続で聴くのはいやだ。別テイクといってもけっこう似たようなことやってるしね。これらのことをくみ取ってくれた最初のCDがこれだったのではないかな。1つの曲は1つのテイクだけ。このCDがでてしばらくしてもサヴォイはあいかわらずいくつも別テイクを並べたコンプリートものを販売していたなあ。いや、サヴォイのセレクションのほうが先?もうかなり前の話しだから、どっちが先か忘れた・・・
ところでパーカーのダイアルで必ずでてくる話題が「ラヴァー・マン・セッション」。麻薬でラリってる状態で録音したという、あれです。これを発売したことに対してパーカーが激怒したというけど、レコーディングにラリって来た本人が悪いんじゃないのか。録音するのわかってるんだからさ。それに、期待していたほど(?)ボロボロじゃない。イントロが終わってテーマに入れてないように聞こえるがピアノが明らかにテーマ・リフを弾いているので最初からサックスはリフにからむという決め事だったのでは?とおもってしまう。アドリブもきらめくような演奏ではないにしろ支離滅裂というわけでもない。言わなきゃだれもわからんかも。
ところでパーカーでクイズをひとつ。サヴォイに録音した「KOKO」、ガレスピーとパーカーの超名演が聴ける必聴の曲ですよね。あそこでピアノ弾いているのはだれでしょう?
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