SLIM
GAILLARD “LAUGHING IN RHYTHM THE BEST OF VERVE YEARS”
スリム・ゲイラードはスラム・スチュワートとのコンビで有名だよね。このヴァーヴのベスト盤はスラムとのデュオは入っていないけれどスリムの代表曲を多数収録していて、スリム入門盤としても適している。
昔のジャズはユーモアやジョークの面ももちあわせた音楽であり、それを前面にだしたのがスリムの音楽だ。硬派なジャズ・ファンが聴くような音楽ではないので、眉間にしわを寄せて後期コルトレーンを聴いてきた方にはおすすめできない。
というか、この頃はキャブ・キャロウェイもジャズだったんでしょ。当時の大衆芸能とジャズの境界はあいまいだったということだね。
冒頭の”OPERA IN VOUT”から言葉はわからなくても楽しい雰囲気が伝わってくる。この組曲は芸術作品と呼んで差支えないと思う。あまりのバカらしさに敬意を表したくなる曲たちをぜひとも聴いてほしい。それにしても、前にも言ったように、デヴィッド・ストーン・マーチンのイラストはいいね。
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