ヘレン・メリルの「Blossom of stars」というアルバムがある。
スタン・ゲッツとのアルバム「Just friends」に収録されなかった3曲が入っているということで、コレクターに人気のアルバムだ。
↑こっちが「Just friends」ね。
HMVでは同名でまったく別のアルバムが検索されるんだけど、なんだろう?
ところでこのアルバム、「Quand tu dors près de moi」という曲が入ってるんだけど、邦題が「ブラームスはお好き?」となっている。原題のどこにもブラームスと書いていないのでおかしいなと思って聴いてみると、ブラームスの交響曲の有名なフレーズから始まるのだ。同名映画のテーマ曲だったそうで、納得した。
さて、おいらはこのアルバムをずっと前に買ったんだけど、ゲッツ参加の3曲しか聴いていなかったw
先日アルバムを眺めていたら、ゲッツ参加の曲は未発表テイクだったもののあとの曲はほとんどすべて他のアルバムからの寄せ集めということがわかった。ショーターによる歌伴とか(これがまた苦戦してるのだ)、例の有名なブラウニーの「湯檜曽」もとい「ユービーソー」とか入っている。ギルのオケとかもある。
ビル・エヴァンス参加の58年録音のテイクは、これも未発表だったらしい。ギターにはなんとジョージ・ラッセルの名前が。アレンジもやってるんだろう、すご~く不思議な感じの「All of you」歌いづらそうだ。エヴァンスはまだできそこないのトリスターノみたいな演奏。
いやいや、こんなことをいいたいのではなく、なんと2曲が、あのロン・カーターとのデュオなんですよ。ロンがけっこうトリッキーなことをやっている。
録音データを見ると、この2曲はアルバム「Duets」からと書いてある。すげえ、ロンとのデュオでまるまる1枚なのか?信じられない。それとも、タイトルに複数形の「s」がついているから、シナトラのアルバムみたいにいろんな人と共演してるのか?もしそうなら、なぜロンとのデュオの曲をわざわざここにもってくるのだろう?もしかしてロンがリーダーなのか?・・・など、謎が深まる。
探したら、ありました。 ロンもヘレンは音程がわるいという評価がある。すると逆にばっちり合っているとか?
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