録音、レコーディングについてくわしいわけではないけど、録音によって音楽の印象ってかなりかわるよね。おいらはビル・エヴァンスが大好きなのでかなりアルバムを買ったんだけど、リヴァーサイド時代とヴァーヴ時代、ファンタジー時代とそれ以降は全然ちがうね。
なんというか、ヴァーヴのエヴァンスは音がこもっているせいか演奏活動も停滞しているように感じるんだよね。しかしそれが独特の雰囲気をつくりいい方向に作用する場合もある。
THE
GARY MCFARLAND ORCHESTRA SPECIAL GUEST SOLOIST BILL EVANS
ここでのエヴァンスがもろにヴァーヴの音でたまらんのですよ。ヴァーヴのエヴァンスは駄盤が多くその分苦い思いもしているんだけど(エムパシーとかシンプルマターとかトリオ64とかね)、このアルバムはヴァーヴのエヴァンスのよさが凝縮されているのです。聴いていると涙が出そうになります。多くの人に聴いてもらいたいのだけど、おそらくというか確実に一般受けしない音楽なんだよなあ。ゲイリー・マクファーランド・オーケストラのメンバーとしてジム・ホールも参加してるんですよ。
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