前回「スライド・ハンプトンの教訓」という言葉がでたので別の教訓を紹介します。といっても有名な教訓ではなく、おいらが勝手に教訓と言っているだけなんだけど。
・ブレッカー・ブラザーズの教訓
昔のジャズライフにでていたブレッカー・ブラザーズのインタビューをでこんなことをいっていた。「あるロック・ミュージシャンのレコーディングに参加するときに、いつものように耳で聴いて楽器のチューニングをしたら(管楽器はマウスピースの位置でチューニングする)、そのロック・ミュージシャンが『ちゃんとチューナーを使え』っていうんだよ。おれたちはいつもこうやっているから大丈夫だっていったんだけど、絶対にチューナーだっていうから二人ともそれでチューニングした。けどできあがった音楽はすごくつまらないものだった。完全に合っているよりも少しずれているくらいがいいんだよ」たしかこんな感じ。
え?それがどういう教訓かって?これは主に音程の悪いウッドベーシストが使うんだよ。「少しずれているくらいがちょうどいい」ってね。
・マイケル・ブレッカーの教訓
上に挙げたのはランディとマイケル二人のものだけど、こっちはマイケル単独の教訓。近代ジャズ・サックス最高峰ともいわれたあのマイケル・ブレッカーの教訓なので重さがちがう。
「家でものすごく練習して完璧だと思ったのに、セッションに行ったら練習したフレーズがでてこない」。
これはもう全ジャズ・ミュージシャンわかるよね。まさにそうなんですよ。どういう教訓かというと、あのマイケルですらこうなんだから自分もしっかり頑張ろう、と。まあそういうことです。あ、オーネットとコニッツは別ね。
他におもしろいのがあればぜひ教えてください。「ロン・カーターの教訓」とかw
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