2014年11月4日火曜日

ジャズミュージシャンの服装について 3



以前にも言った論点です。
ジャズを演奏するときの服装はなかなか難しい。クラシックならその場に合わせた正装できまりだしロック・ポップス系ならその音楽性に見合う服装をすればよい。むしろそれら以外のものを着るとおかしい。しかしジャズの場合は服装に幅があるとおもう。

しかるべき場所であれば礼服やタキシード等になるのはまちがいないが、イマイチ微妙なケースが多い。
スーツにネクタイ程度がいいのか、とりあえずジャケットを羽織っておけばいいのか、ラフな雰囲気のほうがいいのか、ということだ。いっそのこと50年代みたいにジャズ・ミュージシャンはスーツという常識みたいなものができてくれればラクなのだが。

仕事のときは服装を確認するのはあたりまえ。ところが、以前服装を確認したら「ジャズ・ミュージシャンらしい服装で」といわれたことがあった。演奏場所からは判断がつかない状況だった。「それってどういう意味?」と聞けない雰囲気の相手だったのでひとりで考えてみた。ジャズメン→だらしない→ラフ、という結論に達して普段着で行くことに決めたけど、当日になって虫の知らせか、いやな予感がしたので無難にスーツをきていったらほかのみんなもスーツで、うわあラフでいかなくてよかった、と冷や汗をかいた。

またあるとき、「ライブとかセッションみたいなつもりで」といわれたときに、「ラフな格好ではどうせアウトだろう、かといってスーツにネクタイではおそらくカタい。カタくない中でめいっぱいしゃれたキレイな格好だな」と思ってそれなりにきめていった。現場でリハーサルをすませるとベースのRさんが「弁村くん、ところでいつ着替えるの?」ガーン・・・・!



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