DONALD
BYRD “PLACES & SPACES”
ジャズファンはドナルド・バードに足を向けて寝られない。なぜなら、ハービー・ハンコックを世に送り出したのがドナルド・バードだからだ。ハービーの親を説得してN.Y.に連れてきて、(一応)住むところも世話して、作曲の版権についてアドバイスして(これ重要)、バードは望んでいなかったけど私情を捨ててハービーがマイルスのバンドに入るために背中を押してくれたのだ。これらのことがなければバービーが作り出した素晴らしい音楽はなかったかもしれない。
前置きが長くなったけどドナルド・バードとマイゼル兄弟のコラボの代表作。おいらがまだバリバリの4ビート至上主義者だったころにこのアルバムのジャケットをみて「なんてジャズっぽくないジャケットだ。どうせ中身は電気使いまくりの音楽なんだろう。絶対に買わない。ドナルド・バードも落ちたもんだ(←まだフュエゴしか知らんのに)」と強く誓っていたアルバムw いまではバードの4ビート時代と同じくらい、大好きである。ジャケット通りの空を飛んでいるような爽快なアルバムです!
あ、ちなみにこれはフュージョン100ではない。うーん、フュージョンと呼んでいいのか、バードは少し路線が違っているからね。フュージョンはすごく多様で型にはめられないけど、これはでもやはりフュージョンなのかと疑ってしまう。
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