先日見たテレビ番組で、天才小学生が一流のプロと対決するというのがあった。いくつかの分野があり、アーチェリーは小学生が圧勝。レスリングは相手が吉田沙保里だったせいもあり3人が試合したがひとりも1ポイントもとれず。そんでつぎが音楽。
佐村河内氏のゴーストやっていた新垣氏がプロ側のひとね。なぜか「天才ピアニスト」とテロップがでた。うーん、音大の講師やっていたくらいだからたしかにすごいのはわかるけど、音楽家の中ではゴーストの話題性がなければ有名になれなかったひとだと思う。それがなんで「天才」?それに彼は作曲が主だとおもうのだが、3組の天才小学生とそれぞれ作曲、即興アレンジ、速弾きで対決。
すごい打者を投手と同じフィールドで、ピッチングで戦わせるような違和感がないこともない。
作曲ではあたりまえながら勝利。ところがアレンジはストレート負け。おいらは新垣氏のほうがよいとおもった。両者ともハーモニーの大胆な変更がなくて退屈だったけどね。ちなみに全然ジャズっぽくないのに、新垣氏の演奏でテロップで「ジャズっぽい」とかでていて笑った。ジャズ屋にほかの音楽が分からないのと同様に、非ジャズ屋にジャズはなかなかわからない。
速弾きも新垣氏が勝利。でもね、勝ち負けがあいまいな音楽を勝負につかうってのはどうかとおもうね。それに即興アレンジとかお互い同じステージにいて、順番に弾くんだよ。こういうのって後出し有利だろ(それでいて新垣氏が負けたけどw)。
それに、審査員3人が演奏をみているのも解せない。スポーツとちがうのだから先入観をなくすため目隠しさせるべき。オケのオーディションはカーテンの向こうで演奏して先入観を排除するものだが。
さらに、速弾き(トルコ行進曲が題材)なんか相手の小学生が指が届かないからなどという理由で連弾だぞ。もともと双子なんで強引にそういうルールにしたのだろうけどさ、いくら小学生とはいえ二人4手で弾くのと作曲専門のアラフィフのおっさんが勝負ってのはなあ。こんなのアリ?勝ったけどさあ。なぜ勝ったかというと単に小学生が速くひかなかったから。そもそも、ものすごく速いというイメージがないのだろうな。新垣氏はすごくとばして弾いていた。まあむちゃくちゃな内容でしたw
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