2017年4月3日月曜日

WARREN BERNHARDT”MANHATTAN UPDATE”



WARREN BERNHARDT”MANHATTAN UPDATE”

マイケル・ブレッカーによる演奏が有名な「サラズ・タッチ」が収録されている。他の曲も名曲揃いでフュージョン全盛期の好盤だ。電子楽器でも温かさがあった時代の音楽。

昔、彼が「サラズ・タッチ」の作者だと思っていた。で、これが初演だと思っていた。その後、なぜかドン・グロルニックの曲だと思いこむに至った。2回間違って、マイニエリの曲だと知ったのは、どうでもいい話ではある。

最後の曲はトリッキーなリフを延々と繰り返している部分があるけど、単なるメカニカルフレーズとはちがって人間味がある。ある日本のフュージョンの新譜の売り文句で、「メカニカル超絶ユニゾン満載!」みたいなことを書いてあったけど、そんなものは音楽に必要ない。心に残らないし「へー、すごいね」と技術だけを評価するだけ。80年代後半以降のチックとかはその傾向が顕著でうんざりするときもあった。

ポピュラー系に限らず技術だけに走った音楽はつまらない。つまらないプログレとかは大抵それ。いや、ジャズ側から見ると「これで超絶技巧?」と思うときもあるが・・・

70年代~80年代のミュージシャンはエレクトロニクスを追いかけながらも音楽の大事なところはきっちり押えていたとおもう。
 



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